わたしが保育士として、約14年間歩んできた中で、「ああ、この仕事選んでよかったなぁ」と
心から思えた瞬間がたくさんあります。
それは、
日々の小さな成長だったり、
無邪気な笑顔だったり、
子どもたちからの純粋な愛情だったり...
この記事では、そんな忘れられない喜びの瞬間を年齢ごとに振り返ってお話していきます。
きっと!!
「そうそう、わかる!」と共感したり、
「わたしにもこんなことあったな」と思い出に浸りながら、楽しんでもらえるはずです。
保育ってやっぱり、楽しいな、素敵だよな!
保育士を選んでよかったな、好きだなこの仕事‼
そう再確認してもらえる、そんなきっかけとなってくれることを願っています。
0歳児クラス
0歳児の子は、その姿そのものがとにかく可愛くて、ずっと眺めていられる存在です。
そして、1つひとつの身体的な発達を間近で見られる特別感が本当に幸せでした。
何十人の子を見てきましたが、
飽きることは一度もなく、いつもいつも感動の瞬間で、本当にたまりません。
そんな愛らしく感じる姿をまとめました。
〈0歳児クラスの愛おしい姿とは〉
・声に出して笑ったり、泣けちゃったり、怒ったりなど、様々な表情が見られたとき
感情が芽生えてくる時期ですが、言葉が未発達なため、表情と身振りで一生懸命に表現します。
笑顔から悲しくなる、怒れちゃったそんな1つひとつの表情がたまりません。
・自分の腕の中で、安心して寝てくれた瞬間!
いくら慣れてきたとしても、睡眠は安心できるのに時間が必要な場合もあります。
睡魔に負けて、限界がきて寝ちゃったではなく、先生の寝かしつけで、穏やかな表情で寝てくれた
ということは、安心してくれた証拠です。
安心できる場所、安心できる先生になれたんだと嬉しくなります。
・寝返り、ハイハイ、立ち上がる、歩き出しを目撃したこと
0歳児クラスの特権だと思っています。
「立った」「歩いた!」その感動はもちろんですが、何回も挑戦する姿や嬉しそうな表情が、
本当にたまりません。
・「おいでおいでー」と、呼びかけると、ハイハイで向かってきてくれた
まだハイハイの時期に、「おいでおいでー」をよくやっており、ちゃんと自分の先生を認識し、
一生懸命に向かってきてくれます。
・「行かないでー」と、泣いてくれたことも!
保育室から出るときに、「うーーー、あーーーー」と、「行かないでー」と訴えてくれる子が
いました。
その姿に負けて、近くに行ったり、抱っこしたりすると、「嫌だよ」と、離れてくれなくなるんです!困ってしまいますが、内心はとても嬉しくて、ニヤついています。
1歳児~2歳児クラス
1歳児になると、自我の芽生えや運動発達が著しくなります。
表現力が豊かになったり、コミュニケーションが取れるようになったり、子どもの1つひとつの姿
に、クスっと笑ってしまう場面もあります。
そんな笑顔溢れる瞬間をまとめました。
〈1~2歳児クラスの笑顔溢れる姿とは〉
・みみ先生と初めて呼んでくれたとき
言葉が出始め、日に日に語彙数が増えていきます。そんな中で、「みみ先生」と呼んでくれた!
そのときの感動は、何十人と見てきたとしても、薄れることはありません。
・この子たちの体操の動きがたまらずに可愛い
その子たちの発達にあった体操だけでなく、幼児がやっている体操やリズムのいい体操も
取り入れることがあります。
その体操の動きができなくても、子どもなりに真似をしてしようとします。
そんな一生懸命な姿がたまらないです!動きもとても可愛いです!
・一生懸命にお話してくれる姿
何を言っているのか分かりませんが、伝えようとしている姿が嬉しいですよね。
「そっかー」「そうなんだね」などと、相槌を打つと、満足げに笑ってくれます。
思いが伝わらなくて、泣けちゃうこともあり、「がんばれー!」と応援したくなります。
・子どもたちとのごっこ遊びが楽しい☆
コミュニケーションが取れるようになったこと、できる遊びが増えたことが重なり、
子ども一緒に遊べるようになります。
「すみませーん、○○くださいーい」
「お腹すいたよー、○○食べたいなー」
「みんなで一緒にたべよう」
先生から誘うと、すごく張り切ってくれます。
「先生は○○にしたよ」に
「〇ちゃんは○○!」「△くんは○○!」と
ぼくはわたしは合戦になる瞬間も楽しいですよね。
・「おいでー」で走って、抱きついて来てくれる
先生のところまで、真っすぐ走ってくる姿もたまりませんよね。
先生のこと好いてくれているんだなと思わせてくれる瞬間です。
・気がついたら、先生の周りに集まっている
先生が、ブロック遊びを始めたり、絵本を見ていたり何かをし始めると、みんなが集まってくるん
です。
先生と一緒に遊ぶ子もいれば、その隣に座ってブロック遊びをしている子もいます。
・お山座りをしている姿👍
体が小さく、足も短く、ミニサイズだから、その姿が余計に可愛く見えちゃいます。
(表現が失礼ですみません...)
3歳児~5歳児クラス
3歳児を超えると、
遊びでは、先生とよりも友だちとが中心になり、生活面では、自分でできるようになります。
苦手だったことが出来るようになることも!
そんな一方で、甘えん坊な一面もありますよね。一緒にいてくれる先生が大好き!
そんな気持ちを直球で表現してくれる子どもたちの姿をまとめました。
〈3~5歳児の心と心が通じ合う瞬間〉
・「みみ先生好きだよ」と告白してくれる
「好き」だけでなく、「ありがとう」と気持ちを直球で伝えてくれます。
「だってここがいいんだもん」と隣で座っていたり、背中から抱きついたり、小さい子を押しのけて、膝に座ったりします。
「まだ4歳だもんな、甘えたいよな」と、振り返られる瞬間です。
・”なんだみみ先生か”と笑ってくれる
子ども同士で遊んでいるときに、背後からチラッと覗き込むときがあります。
覗き込んだ相手が子どもだと、「もう止めてよー」と怒れてしまいますが、先生だと、
「みみ先生かー」「もーなに?」と笑って答えてくれるんです。
先生のことを信頼してくれている証拠ですよね!
・わたしが何かやっているとみんな集合
子どもたちが遊んでいる隙を見計らって、自分の作業をすることもあります。
特に作り物は、みんな興味深々なんです。
「なに作ってるの?」と聞く子もいますが、何も言わずに見ている子もいます。
わざわざ体をくっつけて見ている子もいます。
・以前まで抵抗していたのに、抵抗せずにできるようになったとき
子どもって凄いなと今でも印象に残っているのが、野菜が苦手で、声をかけると、もの凄く
嫌そうにしている子がいました。
それが次第に、「ぼくも食べれるよ」と褒められたくて頑張る 姿から
何も声をかけなくても食べている 姿に変わっていきました。
声をかけると、
「だってぼく、食べれるもん」
「これ好きなやつだもん」
と自慢げに答えていたんです。
たった数カ月で、ここまで成長した姿がすごく嬉しかったことを今でも覚えています。
まとめ
いかがでしたか?
わたしが保育士として経験してきた喜びの瞬間!
共感していただける部分はありましたか?
もちろん、保育の現場には大変なこともたくさんあります。
それでも、子どもたちからもらう純粋な喜びや感動は、何ものにも代えがたい宝物☆
今まさに、保育士として活躍されている皆さん、これから保育士を目指す皆さんにとって、少しでも「保育士になってよかった」と感じるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
子どもたちの成長を一番近くで見守り、共に笑い、共に感動できるこの仕事に、これからも誇りを持って歩んでいってもらいたい!そう願っています。
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