保育士にとって、出し物作りは腕の見せ所であり、愛と工夫が詰まった大切な時間ですよね。
今回は、私がこれまで子どもたちと一緒に楽しんできた手作りの出し物を、年齢別でご紹介します!
子どもたちのキラキラした反応を思い出しながら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
【0歳児~1歳児クラス向け】五感を刺激するふれあい遊び
小さなお子さんでも楽しめるように、色や音、簡単な動きで五感を刺激する出し物を工夫しました。
おうちシアター「トントントン、だあれ?」
【こんな出し物】
ドアをノックする仕草で動物たちが現れるペープサート(またはパネルシアター)

【子どもたちの反応】
子どもたちは「トントントン」と手で真似してくれたり、「あっ!」と指をさしてくれたり。
うさぎさんが出てくると「うさぎさん!」と動物の名前を言ったり、ぶたさんには「ブー」、ライオンさんには「ガオー」と、得意な声でアピールしてくれる子もいました。
【工夫のポイント】
シンプルな動きと繰り返しが、小さな子どもたちの集中力を引き出し、ワクワク感を高めます。
先生の声のトーンを変えたり、ちょっとしたジェスチャーを加えることで、さらに楽しさが広がりますよ。
かくれんぼシアター「いないいないばあ!」
【こんな出し物】
色とりどりの布やカードで顔を隠し、「もういいかい?」「もういいよ!」のやり取りで顔を出す、シンプルないないいないばあ遊び。

【子どもたちの反応】
子どもたちが「もういいかい?」と問いかけた後、ちょっと変な声で「もういいよー!」と応えると、みんな大爆笑!
1歳児クラスでは、「次はピンクがいい!」「赤がいい!」と、子どもたちからリクエストの声があがることもありました。
【工夫のポイント】
子どもたちが主体的に参加できるように、簡単なセリフのやり取りを取り入れるのがおススメです。色への興味も刺激され、楽しみながら色を覚えるきっかけにもなります。
【2歳児クラス以上向け】想像力を広げるストーリー仕立て
少し言葉が増え、ストーリーを楽しめるようになった子どもたちには、ごっこ遊びや問いかけを取り入れた出し物がおすすめです。
わたしの時は、1歳児クラス中盤頃から、取り入れていた出し物もあります。
お返事が楽しい!「おべんとうバス」
【こんな出し物】
絵本『おべんとうバス』をラミネートシアターにしました。

【子どもたちの反応】
「トマトさん、どこに乗ろうかな?」と私が問いかけると、
「ここがいいよ!」
「おにぎりさんの隣!」
と、子どもたちからたくさんの声が!
「こーこーにーのーせーてー」
「いーいーよー」「ありがとう!」
といったやり取りも、みんなで楽しめました。
【工夫のポイント】
子どもたちが自由に発言できるような「問いかけ」を積極的に取り入れると、より一層盛り上がります。
みんなで力を合わせる!「おおきなかぶ」
【こんな出し物】
『おおきなかぶ』の物語を指人形シアターにしました。

スケッチブックシアターも作りました。

【子どもたちの反応】
「おばあさーん!」「はーい!」
「うんとこしょ、どっこいしょ!」
という単純なセリフだけでも、子どもたちも一緒に声を出し、楽しんでくれました。力を合わせる大切さも、自然と伝わったかなと思います。
年齢別に楽しめる!「1匹のこぶた」パネルシアター
【こんな出し物】
『さんびきのこぶた』を、1歳児クラスの子でも楽しめるように、あえてこぶたを1匹にしたアレンジバージョンのパネルシアターです。

【子どもたちの反応】
セリフはシンプルに、
「トントントン いーれーてー」
「やーだーよー」
「そーれーなーら フーーー」
のみに、身振りもつけているので、言葉が出始めた、1歳児の子どもたちにも大人気でした。
保育士が、「トントントン いーれーてー」と言うと、
子どもたちが、「やーだーよー」
このやり取りが大盛り上がりでした。
まとめ:手作り出し物は、子どもたちと心を通わせる「宝物」
出し物作りは大変なことも多いけれど、子どもたちのキラキラした反応を見ると「作ってよかった!」と心から思いますよね。
しかし、心を込めて作った出し物は、きっとあなたの宝物になっているはずです。
ぜひ、これからもその宝物と一緒に、子どもたちとの保育を思いっきり楽しんでください!
子どもたちの笑顔が、私たちの最高の喜びです。
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