月案作成が苦痛…そんな保育士へ。指導案の書き方☆ねらい・内容・援助のコツを徹底解説!

月案作成が苦痛...そんな保育士へ。指導案の書き方☆ねらい・内容・援助のコツを徹底解説!


保育士にとって避けては通れない「指導案」作成。


月案? 個別案? 週案?

あなたの園では、どんな指導案がありますか?



園によって種類は違えど、どれも作成には時間がかかりますよね😥


子どもたちのことちゃんと見ている、分かっているのに、いざ指導案を書こうと思っても、
「何を書いたらいいんだろう…」と筆が止まってしまう。


特に、クラス全体の月案に加えて、一人ひとりの個別案も作成するのは、想像以上に大きな
負担ですよね。


この記事では、わたしが現場で実践していた「注目テーマを絞る」書き方コツや、
ねらい・内容・援助の言語化の方法を解説します。


園により、月案の作成方法や考え方が違うかと思いますが、少しでも参考になれば嬉しいです。


h2なぜ指導案作成を ❝ 負担 ❞ と感じるのか😰

h2なぜ指導案作成を ❝ 負担 ❞ と感じるのか😰



多くの保育士さんを悩ませる指導案。どうしてそんなに負担に感じるのか、その理由を整理
してみました。


言語化できないもどかしさ



作成したい内容は頭の中でイメージできているのに、いざ書こうとすると「言葉が出てこ
ない」。これが一番の悩みではないでしょうか。

「あの成長を伸ばしてあげたいんだけど、どう表現すればいいんだろう…」と悩んでいるうち
に、時間だけが過ぎていく。

頭に思い浮かんでいる絵を、カチッと文章に変換する作業は、想像以上に脳のエネルギーを
使うんですよね😅


完璧を求めすぎるプレッシャー



「上司から修正が入らないように…」
「恥ずかしくないように…」と、完璧を意識しすぎてしまいがちですよね?

わたし自身がそうでした。

「~を楽しめるようにする」といった使い勝手の良い言葉を避けたり、もっと専門的な語彙を
使わなきゃと背伸びをしたり…😑

でも、語彙力には限界があるし、悶々と考えすぎて、結局あとで見返すと自分でもよく分から
ない文章になってしまう。

そんな悪循環も、負担を大きくする原因です。


終わらない事務作業の壁



当たり前ですが、指導案は保育中に書くことはできませんよね。子どもたちの安全を考慮し、
昼寝中に作成するなんてことも不可能に近い。

交代で事務時間をもらえても、保育や行事の準備など、やることは山積みですよね‼

計画を立てていても、急な対応で予定通りにいかないのが現場の日常。

「終わらせたいのに終わらない」という焦りも、心理的な負担になっているのではない
でしょうか😣


アンケートで分かった現場のリアル



実は先日、わたしのInstagram「作成している月案の種類」についてアンケートをとってみ
ました。

🔵アンケート内容

あなたの園で作成している「月案」はどれですか?

①クラス案だけ
②個別案だけ
③クラス案+個別案の両方


🌟アンケートの結果🌟

  • 幼児クラス:①クラス案だけ
  • 乳児クラス:③クラス案+個別案の両方 


という回答が圧倒的でした。

特に乳児クラスの先生は、一人ひとりの発達に合わせた個別案が欠かせません。

いくら分担や交代制にしていたとしても、月案・個別案・さらに週案…と、複数の指導案を
仕上げなければならないのが現実😑

これでは時間が足りなくなるし、負担に感じるのも当たり前ですよね。


提案💡迷ったら「今月の重点テーマ」を絞ってみよう

提案💡迷ったら「今月の重点テーマ」を絞ってみよう



ここでは、わたしが実践してきた、月案の「ねらい」をぐっと立てやすくするコツをご紹介
します。

それは、あらかじめ「今月の重点テーマ」と決めておくこと。

つまり、「今月はこの場面を重点的に見ていこう!」という観察のアンテナを絞っておくの
です。

🔵月ごとの重点テーマ設定例

養護と教育の2つの視点から、月ごとに「ここを見る!」というポイントを絞ったサンプルです👇

提案💡迷ったら「今月の重点テーマ」を絞ってみよう



なぜ「テーマ」を絞るといいの?



「全部をまんべんなく書こう」とすると、逆に子どもの姿がぼやけてしまいます。

でも、「今月は『食事』に注目しよう」とテーマが決まっていれば、「手づかみが多かった
けど、最近はスプーンを持とうとしていたな」と、子どもの姿を思い出しやすく。

「今月必要なこと」が明確になれば、おのずと「ねらい」もスムーズに見つかります。

🌟例えば:5月の重点テーマ🌟

  • 養護(食事):スプーンやフォークを使って、自分で食べてみようとする
  • 教育(遊び):怪我をしないように、遊具遊びを楽しむ


養護・教育と項目ごとに「注目する場面」を決めておくだけで、ゼロから悩む時間が大幅に
短縮されますよ❗


注意ポイント!一人ひとりの「違い」を大切に



ここで一つ気をつけたいのが、「クラス全員が同じねらい」になってしまわないことです。

同じ「食事」というテーマでも、手づかみからスプーンに移行中の子もいれば、食べ遊びを
減らしていきたい子もいますよね☝️

同じ場面テーマを軸にしながらも、「その子の今」に合わせることで、より深みのある個別案
に仕上がりますよ。


指導案の書き方のコツ☝️

指導案の書き方のコツ☝️



それでは、指導案作成で特に悩みがちな「ねらい・内容・保育士の援助」、この3つの書き方
のコツをお伝えしていきます。

これらはわたしが現場で実践し、試行錯誤の中で見つけてきたコツです。

園によって考え方が違う部分があるかと思いますが、一つのヒントとして参考にしてみて
くださいね。


「ねらい」を立てる3つの切り口




「ねらい」を立てる際に一番大切なのは、「先月の子どもの姿をしっかり振り返ること」です。

振り返りをした上で、以下の3つの視点のどれに当てはまるかを考えると、「ねらい」が立て
やすくなります。

  1. 【今の課題】改善していきたい姿
  2. 【最近の姿】ちょうど今、やろうとしている姿
  3. 【挑戦】ステップアップしてほしい姿


💡具体的な「ねらい」の立案例(食事の場面)

例えば、食事の場面をテーマにするなら、子どもの成長段階に合わせてこのように書き分ける
ことができます。

🟢子どもの姿
(振り返り)
🟢視点🟢ねらいの例文
食べ遊びを減らしていきたい今の課題 保育士に寄り添ってもらいながら、食事をする楽しさを味わう
スプーンで食べようとする最近の姿スプーンやフォークを使って、自分で食べてみようとする
スプーンを問題なく使えている挑戦器を左手で添えながら、食べてみようとする


このように「子どもの今の立ち位置」を整理するたけで、しっくりくる「ねらい」が立てやす
くなります。


「内容」の書き方のコツは❝公式❞



「内容」とは、設定した「ねらい」を達成するために、子どもがどんな遊びや経験をするかを
具体化したものです。

書き方に迷ったら、この「内容の基本形(公式)」に当てはめてみてください。

🔵内容の基本形(公式)

「どうやって(プロセス)」+「何を」+「動詞」


🔵「動詞」は、難しく考えずシンプルに絞るのがコツ!

「見る」「聞く(知る)」「「触れる(持つ、握る)」「動く(遊ぶ)」
「試す(~しようとする)」


💡公式を使った「内容」の展開例(食事の場面)

先ほど立てた「ねらい」を、この公式に当てはめてみましょう。

🟢ねらい🟢内容🟢分解すると
食事の楽しさを味わう保育士とのやり取りの中で、食事の楽しさを知る「やり取りの中で」+「食事の楽しさを」+「知る」
スプーンを使って食べてみる保育士に手を添えてもらいながら、スプーンを持つ「手で添えてもらいながら」+「スプーンを」+「持つ」
器を左手で添えて食べてみる保育士に教えてもらいながら、器を左手で持ってみる「教えてもらいながら」+「器を」+「持ってみる(試す)」



h3「保育士の援助」はシンプルに


「保育士の援助」を言語化する際のコツは、内容で決めた「どうやって(プロセス)」の部分を、さらに具体的に肉付けすることです。

💡「内容」を「援助」に具体化する例💡

🔵内容:保育士とのやり取りの中で、食事の楽しさを知る

援助:少しでも食べられたことを褒めたり、食べ物クイズをしたりと、保育士自身が笑顔でやり取りを楽しむ

※「楽しさを知ってもらうために、どういうやり取りをするのか」を援助に。


🔵内容:保育士に手を添えてもらいながら、スプーンを持つ

援助:おかずをすくえたり、スプーンで食べられたりしたことを笑顔で褒め、自分で持ってみようとする意欲を高める

※「スプーンを持とうと思わせるために、どういうことをするのか」を援助に。


指導案でよく見かけるのが、「~~のため、~することで、~できるようにする」といった、
説明が長すぎて「結局、何をするの?」が分かりにくい文章です。

💡援助をスッキリ書くためのポイント💡

パッと見た時に「保育士の援助」がすぐに分かること!


実は、「なぜその援助をするのか(説明)」は、すでに「子どもの姿」や「内容」に書か
れているはずなんです。

だから、援助の欄には「具体的なアクション(援助そのもの)」だけをシンプルに書く。


これだけで、読みやすくなるし、指導案の負担も減らせるはずですよ😊


指導案作成に「AI」を頼ってもいいけど…🤖

指導案作成に「AI」を頼ってもいいけど...🤖



最近は、月案などの指導案作成に、「AI」を活用している保育士さんもいるのではないで
しょうか。

事務作業の負担を減らすために、新しい技術を取り入れるのは素晴らしいこと。ただ、AIを
活用することに、ぜひ知っておいてほしいことがあります。


AIの文章は「100点満点」ではない



AIが生成する文章は、時に長すぎたり、難しい用語が並びすぎたりと、そのままでは指導案に
使えないこともあります。

「理想の文章」を出そうとして、何度もAIとやり取りをくり返すのも、かえって時間の無駄に
なってしまうことも…😥


おすすめの使い方は「AIをリライターにする」



わたしのおすすめは、AIにゼロから書かせるのではなく、「自分の言葉を整えてもらう」と
いう使い方です。

  1. 完璧でなくていいので、まずは自分で打ち込む
  2. それをAIに渡し、文章をリライトしてもらう


これなら、保育士が一番に大切にしたい、「目の前の子どもの姿」が消えることはありません😄


最後は必ず「自分の目」で手直しを!



AIが作った文章を、そのままコピペするのはNGです。

生成した文章をよく読み、「クラスに合っているのか?」「文章はこれでいいのか」と、必ず
チェックし、手直しをしてくださいね。

AIはあくまで、ヒントをくれたり表現を広げてくれたりする「アシスタント」。

最後に責任を持って仕上げるのは、担任であるあなた自身ですよ☝️


まとめ|書き方のコツを見つけることが🔦良い指導案への第一歩

まとめ|書き方のコツを見つけることが🔦良い指導案への第一歩



今回は、保育士さんを悩ませる「指導案(月案)の書き方」について、負担を減らすコツを
お伝えしてきました。


最後にもう一度、大切なポイントをおさらいしましょう✨

🔵「今月の重点テーマ」を絞ること
全部を書こうとせず、「注目する場面」を決めることで、観察しやすくなる

🔵「ねらい」は3つの切り口で考える
「今の課題・最近の姿・ステップアップ」の、どこに当てはまるかを考える

🔵「内容」は公式に当てはめて
「どうやって(プロセス)」+「何を」+「動詞」が基本形

🔵「援助」だけをシンプルに
援助そのものをシンプルにすれば、スッキリした計画になる!



指導案は、誰かに見せるための「提出物」である前に、子どもの成長を支えるための「地図」
のようなもの。


だからこそ、完璧を求めすぎず、うまくコツをつかんで、指導案作成の負担を少しでも減らし
てほしいと思います。


余裕ができたら、子どもたちのことを考えたり、手作りおもちゃを作ったりして、保育士の
質を高める時間にしてくださいね。




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