子どもを惹きつける!保育園の「朝の会」実践テクニック☆

子どもを惹きつける!保育園の「朝の会」実践テクニック☆



「朝の会、どうすれば子どもたちがもっと集中してくれるだろう?」

「毎日同じ内容で、マンネリ化しているかも…」



そんな悩みを持つ保育士さんはいませんか?

朝の会は、子どもたちが一日を心地よくスタートし、活動へと期待感を高めるための大切な

時間です。



この記事では、子どもたちの意欲を引き出し、スムーズな一日の始まりをサポートする

「朝の会のねらい」と「具体的な内容」について、わたしの経験を交えながらご紹介します。





朝の会には、子どもたちの心身の準備を整え、安心して一日を過ごすための大切な役割が
あります。

  • 安心感をもって一日をスタートする

先生や友だちと顔を合わせ、歌を唄ったり、話を聞いたりすることで、子どもたちの緊張を
ほぐし、リラックスした一日を始められます。

  • 子どもの出欠状況の確認

全員が揃っているかを確認します。

不審な欠席がある場合に、早期的な保護者への連絡が可能となり、悲惨な事故防止にも繋がります。

  • 子どもの体調や様子の確認

表情や行動から、その日の体調や気分を察知し、必要に応じて対応できるよう観察します。

保護者からの体調に関する連絡の確認もできるといいですね。

  • その日の予定を子どもに伝える

今日の活動や予定を子どもたちに伝えることで、子どもたちは見通しを持つことができ、活動への期待感や意欲を高めます。






ここでは、わたしがこれまで実践してきた朝の会の流れをご紹介します。園によっては流れが異なると思いますが、ぜひ、参考にしてみて下さい。





活動の始まりは、手遊びから。

ここでの手遊びの目的は、「今から先生のお話が始まるよ」という合図と、先生へと注目を集めることです。

好きな手遊びを選ぶことで、自然と先生に注目が集まり、会への導入がスムーズになります。




次に、パネルシアターやペープサートなどの出し物をします。


朝の会で、パネルシアターなどの出し物を取り入れるねらいは、以下の通りです。


  • 子どもの興味を引き、集中力を高める

視覚的にも楽しく、子どもたちを引き込みやすくなります。また、動きや変化のある演出が、子どもの好奇心や集中力を高めるのに効果的です。

  • 言葉の発達を促す

せりふを聞いたり、名前を覚えたりすることで、言葉の発達を促します。
また、歌や手遊びを取り入れることで、リズム感や言葉の楽しさを教えることができます。

  • 保育士と子どもの親睦を深める

「トントントン」や「どうぞ」など、子どもが発しやすいセリフを取り入れることで、一体感が生まれ、会が一層盛り上がります。
また、保育士と子どもたちとの親睦を深めることにも繋がります。





次は出欠確認です。


出欠確認は、ただ「返事をする」だけは、子どもは楽しくありません。
また、最初に返事をした子、最後に返事をする子とで、時間差が出来てしまい、これが活動に飽きてしまう要因の1つとも言えます。


その為にも、楽しみながらお返事ができるような工夫が必要です。


わたしの場合は、子どもたちの好きなパペットや出し物内で登場したキャラクラーを使う
ようにしていました。

お返事したら→パペットやキャラにタッチ

お返事したら→パペットやキャラと「おはよう」

このようなやり方です。


「はーい」と元気にお返事できたら、
「お返事じょうず!」「大きな声だったね」と、具体的に褒めることを忘れずに‼




出欠確認の次は、季節の歌をみんなで唄います。


その時期に合った季節の歌を取り入れましょう。歌を選ぶ際は、年齢に合った歌を選ぶことが大切です。


歌を唄う時のポイントは

  • 年齢に合った歌を選ぶこと
  • 子どもが普段しゃべるくらいの速さを目安に唄うこと
  • 適度な振り付けを加えること(0~1歳児)



幼児クラスは、その歌本来のリズムで唄うことで、音感やリズム感を育むことにも繋がります。





最後は、朝の歌と朝のご挨拶です。


朝の歌とご挨拶は、セットで進めることをおススメします。歌い終わったら、その流れのまま「朝のご挨拶~!」とスムーズに進めましょう。


朝の歌とご挨拶が一続きになっていると、乳児の子でも非常に覚えやすくなります。


そして最後には、元気に唄えたこと、挨拶ができたことと、出来たことや頑張ったことを
十分に褒めてあげて下さい。これは幼児も同じです。




幼児クラスでは、以下のような流れもおススメです。


  1. 出し物
  2. お返事遊び
  3. 今日の日にち、天候の確認
  4. 活動予定の確認
  5. 季節の歌
  6. 朝の歌とご挨拶



「今日は何月何日でしょうか?」などと、子どもとやり取りしながら進めると、考える力も育まれます。

「おしいー」「ちょっと違うな」など、遊び感覚で楽しく盛り上げましょう。




話し方にも心がけることが何点かあります。

  • 表情豊かに、明るく優しい声で話すこと
  • 話し方に抑揚や間を持たせること
  • 話す内容は簡潔にまとめ、分かりやすく伝えること



幼児でもダラダラ話されたら、飽きてしまいます。集中力を保つためにも、メリハリのある

進行を心がけましょう。




朝の会は「ワクワク」を届ける時間


朝の会は、子どもたちが一日を楽しく有意義に過ごすための大切な活動です。活動内容は園によって様々ですが、共通して言えることがあります。

それは、子どもたちが「ワクワク感」を持って、先生の話を聞いたり、歌を唄ったり、挨拶をしたりすることが重要だということです。


園での一日の活動が、子どもたちにとって期待感に満ちた、有意義な時間になるように、工夫していきましょう。





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