保育士必見!1歳児クラスで身につけたい4つの成長ポイント

保育士必見!1歳児クラスで身につけたい4つの成長ポイント


1歳児クラスに進級すると、子どもたちの動きはさらに活発になり、「自我」も芽生え、
できることがぐんと増える時期です。


この大切な時期に、子どもたちの自立心と自信を育むために、どんなことに挑戦させたら
良いか悩む保育士さんもいるのではないでしょうか。


この記事では、1歳児クラスでぜひ挑戦させておきたい、子どもの成長を促す4つのポイントを、私の経験を交えながら具体的にご紹介します。


この1年間の積み重ねが、次への大きなステップになりますよ。
どうぞ最後までご覧ください!




0歳児クラスから靴下、帽子、靴を出したり片づけたりすることに、挑戦させている園も
あるかと思います。


1歳児クラスでは子どもの人数も増え、動きも活発になるため、動線の見直しが重要です。
子どもたちがスムーズに動けるような配置を検討しましょう。


さらに、この時期に挑戦させたいのがエプロンやタオルの出し入れ・片付けです。




子どもたちのエプロンやタオルを片づける入れ物があると思います。

そこに、マークシールを貼っておきましょう。朝の登園時に、保護者の方に袋をセットしてもらうと、そこが自分の場所、自分のマークを認識するようになるのです。

また、月齢の高い子が率先して行う姿を見せることで、月齢の低い子も自然と真似してできるようになります。




時には違う子の場所に片付けてしまうこともあるので、優しく見守り、必要に応じてサポートしてあげて下さい。また、入れ間違えがないように、チェックが必要です。

保護者にもお知らせをしておくと、入れ間違えに対しての理解を示してくれ、協力していただけるようになります。




手づかみ食べは大切な経験ですが、1歳児クラス後半からは、徐々にスプーンやフォークの
使用を促し、手づかみ食べを2割程度に減らすことを目指します。




まずは、
フォークに食べ物を刺して渡してあげて下さい。

徐々に、
スプーンフォークを使うようになったら、

「スプーンなくなっちゃったの?」
「あれ?スプーンは?」
と問いかけ、スプーンフォークの存在を知らせるようにします。

こういう問いかけをすると、

「ここにあるよ!」
と気づいて使い始めることがあります。

できる子には
左手で器を添えることや、スプーンの正しい持ち方を教えてあげて下さい。




「〇〇組さんみたいに上手だね!」
「お姉さんみたいだね!」などと声をかけると、

子どもたちは「やってみよう!」とはりきってくれます。




食べやすい姿勢を教えることで、集中して食事に取り組めるようになります。




「お袖まきまきしてごらん。お洋服が汚れにくくなるよ」
と声をかけ、自分で袖をまくるように促します。先生がやって見せると、分かりやすいです。

袖まくりが分からず、そのまま食べてしまう子もいます。

気がついたときに、
「お袖まきまきするよ」と袖をまくってあげて下さい。

もしくは、
「お袖まきまきしてごらん」と教えてあげましょう。


繰り返しとサポート



「いただきます」の前に毎回

「お袖まきまきしてね」
「お腹とお机ピッタンコできてる?」と声をかけてあげて下さい。

1歳児クラスのうちは、先生が思うように上手くはできません。

しかし、汚れない食べ方、正しい姿勢を意識できるように教えてあげることが重要なんです。

その意識が習慣として身につき、幼児クラスに進級したときの、子どもたちへの負担を減らしてあげることにつながります。




食べているものを手前に移動させてあげ、

「〇〇(食べ物)前に持ってきてごらん、その方が食べやすいよ」
と声をかけましょう。

もし食べ物が落ちてしまっても、何も言わずにそっと拾い

「上手に食べられたね!」
とポジティブな言葉で褒めることが大切です。




クラスの後半頃には、「順番」や、「友だちと一緒に」活動することの楽しさを遊びの中で
覚えられるように挑戦しましょう。




遊戯室などで「よーいドン」遊びを取り入れます。

名前を呼ばれた子から線の上に立ち、「よーいドン」の合図で走り、壁をタッチして戻って
くるシンプルなルールです。

他の子は「壁ぺったん」で自分の番を待つ練習をします。

早くやりたくてウズウズしたり、呼ばれてないのに出てきてしまったりすることもあります。

しかし、多くの子は「早く呼ばれたい」という気持ちから、かっこよく座って待つ。
「待つ」「順番」を理解できるようになるでしょう。




みんなで手をつないで大きな輪になる遊びです。

先生が等間隔で子どもと手をつなぎながら誘導し、落ち着かない子や手を嫌がる子は先生の隣に誘います。

まずは輪になって腕を振ったり、前後に動いたりすることから始めます。

「おふざけしないよ」
「お友だちの手を引っ張らないよ」
など、怪我につながることを事前に伝えることも重要です。

これが慣れてくると、1歳児クラスの間に「むっくりくまさん」や「あぶくたった」といった簡単な集団遊びができるようになります。

ぜひ挑戦してみてくださいね。




今回ご紹介した以外にも、1歳児クラスで挑戦させられることはたくさんあります。


この1年間で、身の回りのことを自分でやったり、友だちとの関わりを経験したりすることは、2歳児クラス、ひいては3歳児クラスへのスムーズな進級に繋がります。


新入園児が増え、先生の人数が減ることを考えると、この時期に自立を促し、集団での基礎を育むことは非常に重要です。


子どもたちの発達を見守りながら、小さな「できた!」をたくさん見つけ、自信へと繋げて
いきましょう。この経験が、子どもたちの大きな自信と先生方の負担軽減に繋がりますよ。



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