【保育士向け】「子どもの個性を大切に!」☆5つのタイプ別アプローチ!

【保育士向け】「子どもの個性を大切に!」☆5つのタイプ別アプローチ!



「子ども一人ひとりの個性を大切にしよう」
「子どもの個性を伸ばしてあげよう」


そういった援助が求められているし、そういった援助をしてあげたいと思うけど、実際にどういう援助をしたらいいのかに悩み保育士さんもいると思います。


性格や好き嫌い、得意不得意。


似ている子はいても、誰一人として同じ子はいませんよね。そんな子ども一人ひとりの「個性」を深く理解することで、より適切な援助のヒントとなり、子どもたちの成長を支える土台となるでしょう。


この記事では、保育士の皆さんが、日々の子どもとの関わりの中で活かせるように、個性を大きく5つのタイプに分けて、その特徴と援助の視点をお届けします。


クラスの子どもたちや、関わり方に悩んでいる子への理解を深めるためのヒントとなれば嬉しいです。


なぜ、子どもの個性を深く知る必要がある?

なぜ、子どもの個性を深く知る必要がある?



保育士はなぜ、「子どもの個性」を深く理解する必要があるのか。

目の前の子どもたちの個性(性格、気質、行動傾向)を深く理解することは、「援助の質」を
決定づける重要なポイントなんです。

重要なポイントとは、主に以下の3つが挙げられます。

  • その行動の「背景」にあるものを理解するため
  • 子どもの「自己肯定感」を育むため
  • 保育士自身の「ストレス軽減」とスキル向上のため



その行動の「背景」にあるものを理解するため



子どもが見せる「落ち着きがない」「ぐずぐずする」「乱暴」といった行動は、一見すると
「問題行動」に思えてしまいますよね。

しかし、その子の個性をよく理解していくことで、「その子らしさ」や「今の発達状況」
見えてくるようになります。

その行動の「理由」を知ることができれば、どう援助することが適切なのかが分かり、
「叱る」場面も減ってくるでしょう。


子どもの「自己肯定感」を育むため



個性を尊重する関わりは、子どもの自己肯定感の育成に非常に不可欠です。

「頑張り」や「優しさ」だけでなく、
「のんびり屋さん」「行動力がある」といったその子の個性を認めることで、
「自分はこれでいいんだ」という安心感につながります。

子どもの個性を理解することで、保育士自身も「こうでなくては」という考え方にとらわれず、「その子らしさ」を大切にした保育ができるように。


保育士自身の「ストレス軽減」とスキル向上のため



子どもの個性を知ることは、保育士自身の「心の余裕」にも深く関わります。

その子の行動を「困った行動」と捉えるのではなく、「その子らしさ」と捉え直すことで、保育士が感じる戸惑いやイライラが軽減されていくのです。

また、子どもそれぞれに合った援助を見極められるようになり、結果として保育の専門性が
高まり、より良い保育につながります。

子どもの個性を深く知ることは、子どもの成長を支えるとともに、保育士自身の自信とやりがいを高める、最も重要なポイントなのです。




5つの個性のタイプ別特徴と保育のヒント

5つの個性のタイプ別特徴と保育のヒント



子どもの「個性」を理解しやすくするために、ここでは特徴を基に5つのタイプに分類して
みました。

  • がんばりやタイプ(情熱的でエネルギッシュ)🔥
  • おだやかさんタイプ(控えめで協調的)🍀
  • マイペースタイプ(のんびりで癒し系)🐻
  • やんちゃタイプ(パワフルで衝動的)
  • バランスタイプ(調和的で普通)⚖️


それぞれの関わり方のポイントを探っていきます。


情熱的でエネルギッシュな「がんばりやタイプ」🔥



ときにはハラハラさせられるけれど、周囲からも頼られるリーダータイプ。


「かんばりやタイプ」はこんな子


明るい  元気いっぱい  好奇心旺盛 
行動力がある しっかりしている 手がかかりにくい


お調子者  あわてんぼう 焦りやすい 



援助のポイント



「がんばりやタイプ」はとてもエネルギッシュ。そのため、「イヤイヤ期」で苦労を感じやすいタイプかもしれません。

頭ごなしに叱るのはNG!

「頑張り」や「達成」を具体的に褒めたり、
「ありがとう、助かったよ」と感謝を伝えたりし、次の意欲につなげましょう。

間違えたときには、何がどう間違ったのかを丁寧に、分かりやすく教えてあげてください。
その上で、その子の素敵な部分をしっかり知らせ、勇気づけてあげることが大切です。

また、激しいわがままや癇癪には、必ず理由があります。まずはその理由を理解し、気持ちに
寄り添うことが大切です。

感情が落ちつくまで待ったり、深呼吸を促したりして、落ち着いたタイミングで優しく丁寧に言葉をかけていくように心がけましょう。


控えめで慕われやすい「おだやかさんタイプ」🍀



内向的で、自己主張が少ないけれど、周りから信頼され、慕われるしっかり者タイプ。


「おだやかさんタイプ」はこんな子


やさしい  まじめ おとなしい
優等生 丁寧 思いやりがある


内向的 目立ちにくい ほっておかれがち



援助のポイント



4つのタイプの中では、「手のかからない 良い子」と言われているタイプ。保育中もあまり
目が届かず、見逃してしまいがちではありませんか?

このタイプの子は、やりたい気持ちを制御してしまったり、大人の顔色に敏感になりがちだったりする傾向もあります。

大きな声や怖い表情での言葉かけはNG。

間違えたときには、「ちゃんと理解できなかったんだ」と捉え、もう一度優しく丁寧に教えてあげましょう。

また、見逃しがちだからこそ、どの子よりも意識的に目を向けるようにすることが大切です。

「~してくれてありがとうね」
「上手にできているよ。大丈夫だよ」と、自信につながるような言葉かけをしてあげてくださいね。


のんびりで癒し系の「マイペースタイプ」🐻



マイペースでめんどくさがりだけれど、やる時はやる! 癒し系ののび太くんタイプ。

「マイペースタイプ」はこんな子


のんびり屋さん 心やさしい 天然
やる時はやる 癒し系


動作がゆっくり ぐずぐず ダラダラ
引っ込み思案



援助のポイント



マイペースでのんびり屋さん。めんどくさがり屋さんでしたいことだけやる。「もー」っと、
イライラさせられがちかもしれません。

「ぐずぐずしている」「やる気がない」と決めつけないこと。

他のことに気が散りやすかったり、活動の切り替えが上手くできなかったり、「~してね」の
指示がうまく伝わらなかったり…。失敗をためらってしまうこともあります。その子が苦手に
感じている部分を理解しましょう。

ダラダラと長い話はNG。

分かりやすく、手短に伝えるように意識します。また、少しの努力でも十分に褒め、「できた!」いう成功体験を増やしてあげてください。


とにかくパワフルな「やんちゃタイプ」⚡



思い立ったらすぐ行動! パワフルで活発的、とてもエネルギッシュなジャイアンタイプ。

「やんちゃタイプ」はこんな子


パワフル 度胸がある 怖いもの知らず
発想力がある 有言実行


自己中心的 乱暴 忘れんぼう
落ちつきがない



援助のポイント


あと先考えずに動く! わがままや空気を読まない行動、感情の激しさがが目立って見えて
しまうことがあるかもしれません。

でも、その言動や行動にも理由があります。

「やりたかった」「こうしたかった」という気持ちを受け止め、簡単な言葉で代弁してあげること。その上で、ダメだった理由→代わりの提案→認める の順に、言葉かけをするように
心がけましょう。

「やりたい!」ことは出来る限り挑戦させてあげ、失敗しないように、そっと手助けして
あげてください。

また、「叱る場面を減らす」「褒める場面を増やす」 意識も重要です。
その子のマイナスに見えていた部分が少しずつ減り、その子のプラスの面が目立って見えるようになります。


ふつうな「バランスタイプ」⚖️



上記の4つのタイプのすべての要素があるといえばある、ないといえばない。普通タイプ


「バランスタイプ」はこんな子


やさしい おだやか のんびり


目立ちにくい 際立って悪いところは特にない



援助のポイント



特に困ったことはないけれど、特別に目立つわけでもない…。クラスの中には、そんなふうに
感じる子もいるかもしれません。

上記の4タイプもそうですが、そうした感覚は、大人が勝手につけた「ラベル」にすぎないということを忘れないようにしましょう。

どの子とも何も変わりありません。

その子の得意不得意、好き嫌い、性格をよく知り、「できた!」「出来そう!」
「頑張っている」瞬間を見逃さず、しっかり認めて、たっぷり褒めてあげてください。

その子の良さを認め、理解することがなにより大切です。


まとめ|子どもが持つ「個性」を力に変えよう!

まとめ|子どもが持つ「個性」を力に変えよう!



子どもの個性を5つのタイプに分けてみてきましたが、5つのタイプのどれかが、その子に
当てはまるわけではありません。


子ども一人ひとりに複数の側面を持っているのは、ごく自然なことです。


「子どもの個性」を大切にするために、目の前の子どもの「背景」にある「特性」や「気持ち」を理解しようと努力すること。


その理解が、子どもを「困った子」ではなく、「こんな特徴を持っている子」として受け入れ、その個性を力に変える援助につながります。


これからも、子どもたち一人ひとりの魅力を見つけ、引き出す保育を実施していきましょう。


参考文献:『はじめてママ&パパの1・2・3才 イヤイヤ期の育児』(宮里 暁美 監修、主婦の友社)



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