避難訓練の際に
気をつけたいこと、子どもへの声かけを
わたしの経験を元にお届させてもらいます🌞
当たり前だよ!という内容かもしれませんが、
振り返りながらご覧いただけると幸いです。
ねらい
〈子どもの場合〉
・どのような状況でも、保育士の話を聞き、
安全に避難できるようにする
・保育園以外の場所で被災した際の
避難方法を学ぶ
〈保育士の場合〉
・災害時に冷静な判断をするため
・子どもが安全に避難できるように
適切な指示を出せるようにするため
・訓練後の振り返りをし、
避難時の問題点の把握や改善を行う
〈保育園〉
・緊急時に保護者とスムーズに情報共有を行う
※保育求人ガイド様より抜粋させて
いただきました。
気をつけたいこと
①避難時にしなくてはいけないことを
1~2回目までに把握しておく💪
地震、火災、防犯と毎月どれかの避難訓練が
あると思います。
その際にやらなくてはいけないこと
例えば、
・窓をすべて開ける(地震)
・電気を消す、名簿や避難袋を持つ
・散歩カーはいつ誰がどのタイミングで など
避難訓練の度に確認するのも大事ですが、
それだといざという時に、
どうするんだっけ?になってしまいそう😖
そして、それをリーダー任せにしないこと!
リーダーが知っているから大丈夫ではないです。
スムーズに子どもを避難させるには、
先生みんなが把握できていないとダメですよ😉
毎回確認するのは避難経路だけに
しておきたいですね❗
どこで火災がおきるのか、
どこから不審者が入ってくるのかは
分からないから!
②役割を固定しておくこと
自分のクラスでは役割を固定にしていました。
例えば、5人態勢の場合
・リーダー、サブリーダー
→子どもを集める
・3番手の先生
→名簿を持って子どもの側に
・4番手の先生
→窓の開け閉め+散歩カー
・5番手の先生
→電気消し+散歩カー
なぜこうかというと、
リーダーが休みの時は、リーダーの役割を
サブリーダーがやらないといけないから!
担任休みの代わりに入ってくれた先生には
分かりやすい3番手の役割を
お願いしていました。
戸外に出るときは、
リーダーが指示をしながら
集まった散歩カーから出発させ、
最後前がリーダー、最後はサブにしました。
リーダーは人数確認、
サブは取り残されたいないかの確認です。
役割を固定させておけば、
「火災の避難訓練がある、みんな役割大丈夫⁈」
「ここから火が出るからこっちから避難だよ」
だけで打ち合わせが済みます🙆
でも、不安に思った時やリーダーがいない時は
再度確認し合ってもいいかもですね。
若手の先生は、覚えきれない場合は、
迷わず確認して大丈夫です。
③事前準備をしておかない
これは本当にやめて!と思ったことです。
散歩カーなんですが、
避難訓練が始まったら、
散歩カーの準備も含めて計画を立てています。
なのに…、
今から始めるという時に、園長先生たちに
散歩カーを保育室前に出されてしまいました😥
「これじゃあ、練習にならないじゃん‼」
後で、園長先生に訴えた覚えもあります❗
本当にあった時に、先生たちが困らないように
する為の避難訓練なので、
事前準備も必要ない、普通に保育をしている
ことが大切だと思います。
幼児クラスは
避難訓練があること、どう行動するのか
などの事前説明は必要ですね😊
何時頃にやるのかは言わなくてもいいかも
しれません。
子どもへの言葉かけ
地震を例にして言葉かけを紹介していきます。
〈0歳児クラス~1歳児クラス〉
①避難訓練前
「今日は、じしんって言って、お部屋が
グラグラした時の避難訓練をするよ」
②避難訓練中
「ここだよ。先生のところにいてね」
「だいじょうぶ!だいじょうぶ!」など
※小さな声で、優しい笑顔で😊
みんなの輪から
出ていってしまう子もいる為、
「危ないからこっちだよ」
「ごめんね。イヤだよね」と、
気持ちに寄り添いながら連れてきましょう。
③外避難時
「こっちだよ。おいでおいでー」と
リーダーを先頭に、出口まで誘導していき、
散歩カーに乗せ、避難をします❗
サブは最後尾で誰もいないか確認です。
④避難後
「えらかったねーみんなで逃げれたね」
「先生にちゃんとついてこられたね」など
〈2歳児クラス~3歳児クラス〉
①避難訓練前
「今日はじしん、お部屋がグラグラした時の
避難訓練をするよ」
「「地震です」で放送が聞こえたら、
先生の回りに集まってね。
体を小さくして手で頭を守るよ」
※身振りも交えて説明しましょう❗
「お約束があって、
①しゃべらない、怖いけど泣かない
放送が聞こえなくなっちゃうからね
②走らない、前の友だちを押さない
おケガしちゃうからね
③先生を見てついてきてね
迷子になっちゃうからね」 などと
※理由も添えて、分かりやすく簡単に
約束事をお話ししましょう💪
②避難訓練中
「ここだよ。ここにおいでー」
「しーだよ。じょうずだよ」
「あたまちいさくね」
※小さな声で声かけをしましょう🤫
泣けちゃう子には、
「怖いね。でも頑張ってしーだよ。
○○先生(放送する人)の声
聞こえなくなっちゃうんだ。」
優しく声をかけながら、
側に誘ったり、背中をなでたりし、
安心感を与えてあげましょう。
③外避難時
「お外に出るよ。しーのままね」
「先生についておいで」
「じょうずに避難できてるよ」
先生が小さな声で、慌てず冷静な態度で
いることが大切です✨
それが子どもたちの見本になります。
④訓練後
「しー」でできたこと
あわてないでできたことなど
十分に褒めてあげてください。
ついでに再度、
いざという時はこうやって逃げるよ
とお話ししておきましょう😄
〈4歳児クラス~5歳児クラス〉
①避難訓練前
地震の避難訓練があることを伝えます。
次に、
「地震が来たらどうするんだっけ?」
子どもたちに質問していきます。
ある程度、子どもたちから答えが出たら、
改めて、
・先生の回りに集まること
・体を小さく手で頭を守ること
・静かにすること
・集まったらそのまま待つこと
(先生はその間に避難経路の確保や消灯、
持ち物を用意しないといけないからね)
外に避難する時の約束事も
子どもと確認しておきましょう。
・静かに先生についてくること
・笑わない(遊びではないことも)
・走ったり押したりしない
②避難訓練中(戸外の含めて)
「ここに集まっておいで」
「しずかにね。頭小さくだよ」
「お荷物持ってくるね。そのままだよ。」
先生がやるべきことは手早く済ませるよう
頑張りましょう💪
戸外に避難をする時も
小さな声で指示を出しながら誘導します。
避難訓練後は、
2歳児クラス~3歳児クラスと同じです。
まとめ
避難訓練は、子どもの命を守る為に、
慌てず、冷静に避難誘導できるようにする為の
練習です。
先生一人の勝手な判断で動くと、
それが命に関わってくる可能性もあります。
なんの為に避難訓練をするのかを
全員がきちんと把握し、
それぞれの役割を正確にこなせるよう
練習していきましょう。
公式LINEもやってます。
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