子どもの個性に悩む保育士へ!|5つの性格タイプから学ぶ、保育の質をアップさせる援助のコツとは

子どもの個性に悩む保育士へ!|5つの性格タイプから学ぶ、保育の質をアップさせる援助のコツとは


わたしたち保育士は、経験を重ねるごとに、たくさんの子どもたちと出会います。わたし自身、これまで担任として関わってきた子どもだけでも100人を超えました✨


そこで日々実感するのは、「同じ1歳児でも、一人ひとり性格も違えば、クラス全体の雰囲気もまったく違う」ということ。

去年のクラスはこれで上手くいったのに、今年の子たちには合わないな…

これまでとは違うタイプで、どう関わればいいのか悩む…



まさに十人十色…、百人百色!どれだけ経験を積んでも、まったく同じ性格の子なんて一人もいない、みんな「個性」が違いすぎて頭を悩ませることも😅


皆さんも、同じような経験はありませんか?


そこで今回は、ネットで見つけた「子どもの個性 5つのタイプ」に関する記事を参考に、

子ども個性をタイプ別に分類し、それぞれのタイプに合わせた援助のコツを分かりやすく解説します。



日々の子どもへの関わり方や、保育の進め方に悩んだときのヒントとなれば幸いです。


※参考にさせていただいた記事は、本記事の最後にご紹介しています。


なぜ、子どもの個性を「深く」知る必要がある❓

なぜ、子どもの個性を深く知る必要がある?



5つのタイプを紹介する前に、そもそもなぜ私たち保育士は「子どもの個性」を深く理解する必要があるのか、その理由を整理しておきましょう。

目の前の子どもたちの個性(性格、気質、行動傾向)を深掘りすることは、実は「保育の質」を上げるための大切なヒントになりますよ。


それでは、その理由を解説していきます。



【理由①】その行動の「背景(理由)」にあるものを理解するため



「落ち着きがない」「ぐずってしまう」「友だちに乱暴していまう」ーー子どもが見せるこういった行動は、一見すると「困った問題行動」に思えてしまうもの☝️

しかし、その子の個性をよく理解していると、

それらは単なる「困った行動」ではなく、「その子らしさ(個性)」や「今の発達状況」のサインであることに気づけるんです。


その行動の裏側にある「理由」が分かれば、頭ごなしに「叱る」場面は自然と減るはず。今、この子にはどんな援助が必要なのか」を冷静に見極められるようになりますよ。


【理由②】子どもの「自己肯定感」を育めるから



個性を尊重した関わりは、子どもの「自己肯定感」を育てるためにも必要不可欠☝️

単に「言うことを聞けたから偉い!」ではなく、以下のような捉え方を変えて、認めてあげることが大切です。

*️⃣「のんびり屋さん」⇒じっくり物事に取り組めるマイペースさ
*️⃣「じっとしていられない」⇒好奇心旺盛で抜群の行動力


「ありのままの自分を受け止めてもらえる」という安心感は、子どもの自信に直結します。

同時に、保育士自身も「こうあるべき」という固定概念から解放され、その子らしさを大切にした保育ができるようになりますよ。


【理由③】保育士自身の「ストレス軽減」とスキル向上のため



子どもの個性を知ることは、保育士自身の「心の余裕」にも直結します☝️

「困った行動」と捉えていたものが、「その子の個性なんだ」と捉え直せるようになることで、保育中に感じる戸惑いやイライラがグッと軽減されます。


さらに、それぞれのタイプに合った「援助」を見極める力が磨かれ、保育の質もアップ!

子どもの個性を深く知ることは、子どもの成長を支えるだけでなく、保育士としての自信とやりがいを高める最大のポイントなのです。




5つの個性のタイプ別特徴と保育のヒント💡

5つの個性のタイプ別特徴と保育のヒント



それでは、子どもの個性をタイプ別にご紹介します。今回ベースとして参考にするのは、タイプは以下の5つです。

  • おっとりタイプ(マイペース)
  • おりこうタイプ(優等生)
  • わんぱくタイプ(好奇心旺盛)
  • きくばりタイプ(優しい)
  • がんばりやタイプ(努力家)


ここで、一つだけ心に留めておいていただきたいことがあります。

それは、「すべての子どもが、必ずこの5つのどれかに当てはまる」わけではないということ!

中には、「がんばりやタイプ」の要素も持った「きくばりタイプ」という子もいるでしょう。

「この子は○○タイプだから!」と決めつけるのではなく、「こういう傾向があるから、こう関わるといいかも」という、援助のヒントとして参考にしてもらえたら幸いです。


マイペースで癒し系『おっとりタイプ』




穏やかで愛嬌があり、周囲の環境や集団にふんわりと順応していけるのが『おっとりタイプ』✨クラスに一人いるだけで、なんだかほっこりする存在です。

『おっとりタイプ』の主な特性


🔴いつもニコニコで、愛想がいい
🔴穏やかな雰囲気で、誰とでも仲良くできる

🔵ぼーっとしがちで忘れっぽい
🔵集中力が続きにくく、自己主張は少なめ

援助のコツ


一番大切なのは、「ぐずぐずしている」「やる気がない」と決めつけないこと☝️


このタイプの子は、

他のことに気が散りやすかったり、活動の切り替えが少し苦手だったり。「~してね」の指示が、うまく理解できなかっただけ ということもあります。

時には、失敗をためらって、なかなか動き出せないこともあるでしょう。

まずは、その子が苦手に感じている部分をそっと見極めてあげましょう❗


❌ダラダラと長い言葉での指示はNG
⭕分かりやすく、手短に伝えるように

少しのできたことを、十分に認めてあげてください。「できた!」いう小さな成功体験を積み重ねていくことで、自信へとつながります。



すぐに順応できる優等生『おりこうタイプ』



大人の話をよく聞いて行動でき、まわりの様子を観察してどんどん吸収していくのが『おりこうタイプ』✨保育士としては、頼もしい存在に感じることも多いのではないでしょうか。

『おりこうタイプ』の主な特性


🔴物覚えがよく、言葉の発達が早い
🔴集中すると、力を発揮しやすい

🔵ストレスを抱え込みやすい
🔵ちょっぴり頑固
🔵注意を引こうと無理をしたりする


援助のコツ



このタイプの子は、

いわゆる「手のかからない 良い子」として、保育中もつい目が届かず、見逃してしまいがちなので注意が必要☝️



実は、「やりたい気持ち」をグッと我慢したり、大人の顔色に敏感になっていたり することも少なくありません。

❌大きな声や、怖い表情での言葉かけはNG
⭕間違えたときには、「理解が難しかったんだな」と捉え、もう一度優しく丁寧に教える

「~してくれてありがとうね」
「上手にできているよ。大丈夫だよ」


結果だけでなく、「存在そのものを認める言葉かけ」を意識してあげることで、大人の顔色を伺うのではない、本当の自信を育むことができます。

好奇心旺盛で元気いっぱい『わんぱくタイプ』



天真爛漫でパワフル、何でも「自分でやってみたい!」と気が済まないのが『わんぱくタイプ』✨クラスのムードメーカー的存在です。

『わんぱくタイプ』の主な特性


🔴天真爛漫で活発、「元気だね!」と周りからよく言われる
🔴自分でやってみようとする行動力がある

🔵自我が強くて、ワガママに見られがち
🔵落ちつきがなく、危険な行動も多い


援助のコツ


あと先考えずに動くので、 感情の激しさが目立って見えることもあるでしょう。でも、その言葉と行動には必ず理由があります☝️

まずは、「やりたかった」「こうしたかった」という気持ちをしっかり受け止め、シンプルな言葉で代弁してあげること。

1️⃣気持ちを受け止める(共感)

2️⃣ダメだった理由を伝える
3️⃣代わりの提案をする
4️⃣切り替えられたことを褒める


❌頭ごなしに「ダメ!」、行動を制限することはNG
⭕危険のない範囲内でトコトン挑戦させ、失敗しそうな時はそっと手助け

また「叱る場面を減らし、褒める場面を増やす」ことで、その子のマイナスに見えていた部分が少しずつ薄れ、プラスの面がより目立って見えてきますよ。


思いやりがあって優しい『きくばり』タイプ



物事をじっくり観察し、周りの人の気持ちや状態にそっと気を配れるのが『きくばりタイプ』✨クラスの中で、静かに場の空気を支えてくれる存在です。

『きくばりタイプ』の特性


🔴人の気持ちを敏感に察知し、そっと寄り添ってあげられる
🔴賑やかな場所よりも、安心できる静かな環境が好き

🔵新しい人や環境に馴染むまでに、少し時間がかかる
🔵感受性がとても豊かで繊細なため、些細なことでも傷つきやすい

援助のコツ



このタイプの子は、

人の感情や周囲の刺激を敏感にキャッチしやすいので、まずは「ここなら安心できる」と思える環境を作ってあげることが最優先です☝️


無理強いは禁物で、新しいことにはゆっくりと慣れさせてあげましょう。

❌間違いに対する大声での注意はNG
⭕静かに落ちついて説明するように

感じた気持ちは否定せず、「~だったんだね」と共感することも大切!

感受性の豊かさや集中力の高さは、このタイプの大きな個性です。


その子のペースに寄り添いながら、「自分はここにいて大丈夫なんだ」という安心感を育んでいきましょう。



努力家でこだわりが強い『がんばりやタイプ』



自分の意思やこだわりが強く、物事に粘り強く取り組めるのが『がんばりやタイプ』✨一度決めたら最後までやりきる、芯の強さを持っています。

『がんばりやタイプ』の特性


🔴努力を惜しまず、粘り強く取り組む
🔴自分の思う通りの形になるまで、やり抜こうとする

🔵感情のコントロールが苦手で、思い通りにいかないと駄々をこねがち
🔵知らないことや、気に入らないことは避けてしまうかも


援助のコツ


とてもエネルギッシュなため、いわゆる「イヤイヤ期」の対応で、保育士側が「手強いな…」と感じやすいタイプでもあります☝️

激しいワガママや癇癪を起こしたときに、

無理やり言うことを聞かせようとするのではなく、気持ちが落ちつくまで待ち、タイミングを見計らって優しく丁寧に言葉をかけることが大切です。


❌頭ごなしに叱るのはNG
⭕まずはその理由を理解し、気持ちに寄り添うこと

「頑張って作ったね」「手伝ってくれてありがとう、助かったよ!」と、努力のプロセスや感謝を具体的に伝えることで、次への意欲につながります。


間違えたときは、何がどう違ったのかを丁寧に分かりやすく伝えた上で、その子の素敵な部分をしっかり伝えて勇気づけてあげましょう。


まとめ|子どもの個性を知ることが、より良い保育につながる🌈

まとめ|子どもが持つ「個性」を力に変えよう!



今回は、子どもの個性を5つのタイプに分けて、それぞれの特徴と援助のコツをご紹介しました。


どのタイプの子にも共通して言えることは、「困った行動」の裏側には、必ずその子なりの理由があるということです。



「なぜこうするのだろう?」と、立ち止まって考えてみること。その子の個性を「その子らしさ」と受け止めてあげること。


それだけで、保育士としての関わり方はきっと変わっていきます✨



もちろん、毎日の保育の中でそれができるかというと、正直難しい日もありますよね!上手くいかなくて、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。


でも、「この子はどんな個性を持っているんだろう?」と理解をしようとすること自体が、素晴らしいことだと思います☝️


5つのタイプはあくまでヒント!


目の前の子どもをよく観察しながら、「この子にはこういう関り方が合いそう」と、日々少しずつ試してみてくださいね。


参考記事



本記事を作成するにあたり、以下の記事を参考にさせていただきました。


参考記事:子どもの5つのタイプを知って その子に合った「褒め方・叱り方」を知ろう♪

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子育ては誰でも悩むもの。でも、ママが少し知識をつけるだけでグンと子育てが楽しくなるって知ってますか?その知識とは、こと。たとえば、我が家は、叱ったときの反応が兄妹でまったく違うのが悩み。お兄ちゃ…



参考記事:うちの子のタイプは?【赤ちゃんの気質】5つの個性から知る育てやすさ

うちの子のタイプは?【赤ちゃんの気質】5つの個性から知る育てやすさ|たまひよ
「赤ちゃんの気質は大きく5つに分けられる」って、知っていますか?「赤ちゃんの寝つきが悪い」「動き回って着替えを嫌がる」といった毎日の育児の中での悩みに、赤ちゃんが生まれ持ってきた個性(気質)が関係している可能性があるんです。



参考記事:うちの子はどのタイプ?子どもの気質を理解するための性格分類

うちの子はどのタイプ?子どもの気質を理解するための性格分類|知育・教育情報サイトoriori [オリオリ]
「うちの子、もしかしてのんびり屋さん?」「上の子のときはこうじゃなかったのに」など、正解のない育児の世界では、気になることが出てくるとつい「自分の育て方のせい?」と考えてしまいがち。実は小さな子どもには、生まれついた「気質」である程度の個性...



参考文献:はじめてママ&パパの1・2・3才 イヤイヤ期の育児

はじめてママ&パパの1・2・3才 イヤイヤ期の育児 - 株式会社 主婦の友社 主婦の友社の本
はじめてママ&パパの1・2・3才 イヤイヤ期の育児詳細をご覧いただけます。



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